被災地支援活動第6弾はプロ野球公式戦招待
4月28日、宮城県仙台市の『クリネックススタジアム宮城』(Kスタ宮城)で開催された東北楽天イーグルス対北海道日本ハムファイターズ公式戦に、宮城県内のスポーツ少年団軟式野球チーム8チームの選手並びに保護者等200名を招待し、『記憶に残る思い出サポート』活動を行いました。
日電協では、昨年3月11日に発生した東日本大震災で被害が甚大であった東北地方沿岸地域への被災地支援活動を行っており、昨年度は、義援金の拠出はじめ放射能線量計1万枚や15人乗りワゴン車14台の贈呈等を行ったほか、組合員自らが被災地に赴いて現地で炊き出しやイベント活動を行うなど、時機に則した継続的な支援活動を行いました。
この活動の第6弾、平成24年度第1弾となるのが、今回のプロ野球観戦招待です。
これは、昨年末に日電協加盟メーカー全社が協力して制作した『2012年スロキャラコラボカレンダー』の販売収益金と組合の復興支援費を活用して、被災地の子どもたちの心の支援を目的とした支援活動を実施したものです。
当日は、組合のワーキングチームのメンバー7名と事務局長平野、総務課長宇田川の合計9名が午後2時の試合開始3時間半前に球場入り。早速、受付ブースとなる特設テント内で招待者らにプレゼントするバックネット裏観戦チケット、応援グッズ、観戦時の飲食代(1人千円)等の配給準備に汗を流しました。
正午近くには、招待を受けた野球チームの少年が続々と受付を訪れてきたので、少年達に観戦チケットと記念品を渡すとともに、Kスタ宮城正面にて記念撮影を行いました。
試合は、日ハム・稲葉選手が二千本安打のメモリアルヒットを打ったほか、注目の齋藤佑樹投手が先発する等話題性が一杯のカードでしたが、両チームとも決定打を欠き3対3の引き分けとなりました。
試合を観戦した名取・閖上ヤンキースの選手から、「今日の日をとても楽しみにしていました。自分たちの大会もこの球場で5月3日に始まるので、いい勉強になりました。お母さんたちは、佑ちゃんを応援できたと喜んでいますが、僕的には楽天に勝ってもらいたかった。日電協の皆さんには、本当にありがとうございました。」とのお礼の言葉をいただきました。
また、同ワーキングチームリーダー崎野淳史は、「カレンダー制作に協力した全組合員はじめカレンダーを買ってくださった方々の思いを有意義な形にしたいという使命感でここまできました。特に、子どもたちが元気な笑顔を一日でも早く取り戻せるような支援を検討してきましたが、今日、試合を観戦している子どもたちの瞳は皆、輝いていましたことに、心から満足しています。震災から1年が経過し、日本全体では震災に対する思いに温度差も感じますが、決して忘れてはいけない出来事であり、微力ながら今後も継続的に支援活動を続けて行きたい。」と所感を述べた。
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